プレミアム戦略 【47】

NO BOOK,NO LIFE!

読んだ本について要約して魅力を伝えます。本から得た概念をすぐ使います。

プレミアム戦略












【これからは“こだわり”の時代】


■step-up point

  • モノづくり


capsule review

  • プレミアムの8つの原則。作り手の主観が命。常にモダンであり続けること。派手な宣伝はしない。枯渇感を醸成する。安易な拡張は行わない。販路を絞り込む。細部にこだわる。グローバルをめざす。
  • バブル消費が「他人のものさし」に依存した高級志向だったのに対し、現在の消費傾向には、自分らしさという「自分のものさし」で高級や本物を求めようとする。「こだわるもの」と「こだわらないもの」を選別し、消費行動を変えている。
  • 消費者が認知するプレミアム(プラスアルファの価値)とは、機能面での「レベルの違う圧倒的な上質感」と、情緒面での「見えない絆」という2つの要素によって成り立っている。


■zukyun

  • 作り手への共感、さまざまな伝説や神話、熱狂的なコアファンから生まれる逸話などの「ストーリー」をファンやカスタマーは欲している。
  • 質にこだわった本物の「上」から、最低限の機能を満たせばいい「中の上」や「下」という「縦の拡がり」の中から、自分の尺度や価値基準で消費を使い分けることこそが、成熟社会の豊かさ。
  • 作り手の独善ともいえる強烈な思いや信念がこだわりとなり、「尖り」が生まれる。消費者への迎合から生まれるものではない。


■move into action

  • 海外有名ブランドのロゴマークで占拠されてしまっている日本の街は、あまりにも「日本の匂い」がしない。
  • 日本のプレミアム市場(収益性が圧倒的に高い、おいしいマーケット)は欧米ブランドに食い物にされている。


品質に世界一うるさいと言われる日本人なのに・・・なんでもかんでもヴィトンだグッチだと舶来品にいくのは、ちょっと悲しい。(モノがいいのは分かります。が、その格好に合わないでしょということもありませんか?)日本のモノづくりの底力を世界に見せたいですね・・・


★今日から、やること。(本書より一部引用)

  1. 自分らしいモノを選び、良いモノを大切に長く使う。
  2. 一貫性と完璧性を追求する。
  3. 銀座をブラブラ歩いて、黒船襲来の敵情視察をする。


★明日、誰かに話そう。(本書より引用)

  【消費者はいま、確実に進化している】



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