コンサルタントの「質問力」 【132】

NO BOOK,NO LIFE!

一冊の本を一つの旅のように伝えます。新しい出会いによって少しずつ前進します。

【質問とうなずきは人のやる気を引き出す】

■みどころ

• 【質問の「質」とは、「本質を質す！」という意味だと考えるべき】　本質力とは、場を【見える化】し、【論理的に整理】し、内容の【絞り込み】をし、最終的に【ワンメッセージ】に凝縮できる力をいう。

• 仮説を立てるということは、質問力の基本であり、大前提でもある。　【仮説のない質問】は行き当たりばったりのものになり、相手の心に響くものにはなり得ない。

• 「三歩先を読み、二歩先を語り、一歩先を照らす」（ホンダ藤沢武夫）　

■目的地

• いい質問は、いい空気を作るし、いいコミュニケーションを作る。いい質問は、相手を元気づけるし、楽しくさせる。いい質問は、相手を動かし、成果を出すプロセスを作る。　／　質問力を磨くということは、整理し、体系化し、本質を探究し、解を見つけることを意味する。　／　質問力のあるビジネスパーソンの六つの条件　（１）聞く態度を身につけている　（２）鋭い質問で相手を感動させる　（３）事実を使って全体像を示す　（４）相手を積極的に自己開示させる力を持っている　（５）物語を聴く力を持っている　（６）空気を読むのがうまい　／　コンサルタントの質問力（１）仮説力（２）本質力（３）シナリオ力。　仮説力、本質力をシナリオ力で組み立てるのが「質問力」

■標識

• 相手軸、仮説力、本質力、シナリオ力、呼び水、傾聴と共感、鳥の目・虫の目、「なぜ？」

■急停車

• 聞く力・聴く力とは相手が発したメッセージを読みとること。ナラティブな語りに耳を傾けること。（P.196,198）

話を聞かないのは問題外。　とりあえず聞くのは最低ライン。　相手の深層心理まで読み取れれば合格。　といったところでしょうか。
「嵐のPV集出たよ」・・・（買いたいんだ）
「服買ってきた」・・・（見てほしいんだ）
「らしいよ（ウンチク）」・・・（褒めてほしいんだ）
会話を【へー】で終わらせない。　　

■新しい出会い

• 広さ、大きさ、高さ、深さ、自分らしさといった軸で分かりやすく整理し分析し、ポイントを突いた質問をすることで、深い結論が導き出される。（P.68）
• ボトムアップ型とブレイクダウン型を組み合わせた蝶ネクタイチャート（P.84）
• 本質を求める探究心。そして自分で考える習慣。（P.162）
• P＆G「30秒ステートメント」　【現状の最重要課題は・・今期の目標は・・課題を踏まえて目標を達成するための実現策は・・実現策のメリットデメリットは・・よって・・を提案します】（P.165）

■今週観た映画（50〜51）