ザッポスの奇跡 【271】
NO BOOK,NO LIFE!
The longest journey begins with a single step.
昨日より今日、今日より明日。
読書によって一歩ずつ前へ。
■今日の一冊
【 自分たちの価値観を見極め、世に宣言し、それに共感していく人たちを集めて、その人たちの協力を得てやっていかないと強い会社にはなれない。 つまりは、会社が「企業文化を持つ」ということが昔は選択肢にすぎなかったけれども、今ではそれが、生き残っていくための必須条件になってきているということだ。 】(P.19)
差別化とは、その企業の価値観に共感してもらえるかどうかとも言えます。
そのためには、ここでいう“企業文化”というものが必要であり、その企業文化を創っていくのは、やっぱり社員しかいない。
文化として根付くには、長期的な視点で地道にやっていくしかない。
■今日のグッときた
- あくまで、「ものを売る」ことが本業であり、「サービスの提供」はそれに付随するもの、「付加価値」として捉えられてきた。 でも、ザッポスは違う。 ザッポスにとっては、「サービス」こそが売り物だ。 だから、ザッポスでは、サービスを「コスト」として捉えない。 ザッポスにとって、サービスとは、むしろブランドを築くため、そして、顧客ロイヤルティを築くための投資なのだ。
- ザッポスの売り物は「サービス」ではなく、その「サービス文化」であり、それを構成する「人」であると言えるだろう。 顧客に提供される価値は「感動サービス」だが、その背景にはサービスの作り手である「社員」がいて、その根本には、社員の考え方を支える「企業文化」がある。
- 「個」を活かす企業は、決して「競合」を向上の指標としてみない。 真似もありえない。 その代わりに、常に、自らの「現状」を基準として、どうしたら今より良くなれるか、を目指している。
■今週読んだ本(62)
■今週観た映画(52)