ビジネスで一番、大切なこと 【270】

NO BOOK,NO LIFE!
The longest journey begins with a single step.
昨日より今日、今日より明日。
読書によって一歩ずつ前へ。

★引っ越しやら、海外出張やらでお久しぶりになります★

今日の一冊

ビジネスで一番、大切なこと 消費者のこころを学ぶ授業


【 理論的には、競争が激しくなればなるほど、差別化への取組みが強化されるはずだ。 だが、現実的にはその逆で、企業が熱心に競い合うほど、その違いは消費者の目から見て小さくなっている。 】(P.38)

多機能化が進み過ぎて、呆れ感があります。 そんな機能いらないのに・・・そんな機能いらないから安くしてーという感じです。 
どれもこれも同じではないかと思われないように、「汝の競争相手を知るな」、「顧客の声を聞くな」というのも【有】ではないでしょうか。
他と比べず、「己はこれで満足か?」を常に問うていきます。
 


【 選択肢の海で溺れそうになっているからこそ、それらが取り除かれると、解放された気分になる。 顧客サービスで窒息しそうなときこそ、放っておかれるのをありがたいと感じる。 「もっともっと」が当たり前になっているときこそ、少ないことの価値が生まれる。 】(P.97)

和食屋なのに、カレーやラーメンがあってはいけないんです。 やっぱり定食だけで勝負して欲しいんです。 
選択肢を取り除いていくことで、本質=大切なものが残るのではないかと思います。
(凄く共感したので)前向きな【マイナス思考】で生きていくことをここに宣言します。



今日のグッときた

  • 相違点を可視化するや、おかしな現象が起こる。 当事者たちは、互いの違いを際立たせるのではなく、解消しようとするのだ。 真の差別化は、均整の取れた状態から生じるものではない。 むしろ、偏りから生まれる。 卓越性には犠牲が伴うが、それは差別化の証でもある。
  • 何もしないよりは何かをした方がいいのかもしれない。 けれど、多くを成すことが何かを成すよりもいいとは限らない。 「もっと、もっと、もっと」に何の価値もない場合もある。 だからこそ、時間移動者になってみよう。 過去、現在、未来を同時に見れば、過剰なまでのメリットが最終的に欠点になりうることがわかる。 顧客満足を追い続けることが、結局は狂気の沙汰につながる。
  • リバース・ブランドは、カテゴリー内の拡張傾向を無視する。 ブレークアウェー・ブランドは、カテゴリーの境界を飛び越え、製品の定義に挑戦する。 ホスタイル・ブランドは、顧客を魅了する従来の原理の遵守を拒絶する。 私たちが類似性に圧倒されているとき、判断力に再び火を灯すのは、小さな差ではなく、歴然とした大きな違いである。

今週(?)読んだ本(57〜61)

マリアビートル ビジネスで一番、大切なこと 消費者のこころを学ぶ授業 ホワイトスペース戦略 ビジネスモデルの<空白>をねらえ ザッポスの奇跡 The Zappos Miracles―アマゾンが屈したザッポスの新流通戦略とは 勝つまで戦う 渡邉美樹の超常思考 (講談社BIZ) 

今週(?)観た映画(51)

死刑台のエレベーター 特別版 [DVD]