利益思考 【243】

NO BOOK,NO LIFE!

読書によって、【営業力】と【企画力】を磨いていきます。
営業力とは事柄をうまく運営すること。 企画力とは楽しいことを計画すること。


今日の一冊

【営業にも企画にも利益思考】


利益思考


今日からやってみる

  • 利益思考には、数多くの要素が含まれていますが、整理すると、たった2つにまとめられます。 (1)無駄を最小化する (2)新しい価値を生み出す
  • 大切なのは、頭の中に「事業評価マトリクス」(市場の魅力度×競争優位性)を置いてビジネスを分析し、その改善策を考えるという習慣をつけることです。
  • ニーズ(市場 Market)とシーズ(技術 Technology)の間に「ファンクション(機能・効用 Function)」を置くと、うまくいくことがあります。


今日のグッときた

  • 利益思考で大切なのは、長期的に継続した利益を生み出すことです。 それは、「企業価値を高める」と言い換えてもいいかもしれません。 企業の経営者が本来もつべき経営の方向性は、企業価値を高めることです。
  • 「良い製品であれば高い利益を生むというわけではない」 その理由のひとつは、「競争優位性」が考慮されていないことにあります。 技術力はあるものの、売るという発想に欠けている。 会社にとって利益をもたらしてくれるのは、最後は顧客でしかありえません。
  • 普段から、「このビジネスは提供している価値は何で、お金はどう回収しているのだろう?」という意識をもって物事を見ることです。 また、何か商品を見たときには、「この商品は直接売る以外に、何か利益につながる方法はないだろうか?」を考えてみるのもいいでしょう。


今日のひとこと

【 つまるところビジネスモデルとは、「それぞれの企業が持っている強みをお客様に認められるバリューに転化し、それを最大限にキャッシュ化する仕組みをモデル化したもの」 】 (P.157)
売上を上げるには「新製品の開発」「新規顧客の発掘」「既存顧客の深堀」(P.204)しかないわけですが、新製品も新規顧客も時間もかかります。 やはり・・・既存顧客との関係を深めるという、現時点での【強み】をより一層磨くことが最優先だなと感じました。 更に・・・売れたら(いいやで)終わりではなく、お金をもらうまでのことと、継続的に利益を生み出すことまで考えようと思えたことは、貴重な読書体験だったといえます。


明日から使えるタグ

  • KBF(key buying factors)は、「顧客がなぜ自社の商品を買ってくれるのか?」という対顧客で考える要素。
  • KSF(key success factors)は、事業全般(の仕組み)に関わる成功するための要件。
  • 「多様性」と「粘り」がアイディアを生む。
  • ビジネスモデルとは、新たなバリューを生み出し、それをキャッシュ化する仕組み、利益を実現するための仕組み

今週読んだ本(32〜33)

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす 随筆 一食入魂

今週観た映画(28〜29)

シャッター アイランド  [DVD] インセプション [DVD]