ハイ・コンセプト 【238】
NO BOOK,NO LIFE!
読書によって、【営業力】と【企画力】を磨いていきます。
営業力とは事柄をうまく運営すること。 企画力とは楽しいことを計画すること。
■今日の一冊
【アートな企画・ハートの営業】
■今日からやってみる
- 今の時代を生き延びられるかどうかは、対価の安い海外のナレッジ・ワーカーや、高速処理のコンピュータにもできない仕事をやれるか、そして豊かな時代における非物質的で解しがたい潜在的欲求を満足させられるかどうかにかかっている。
- 「コンセプトの時代」には、左脳主導の考え方を、六つの不可欠な「右脳主義の資質」を身につけることで補っていく必要がある。 (1)機能だけでなく「デザイン」 (2)議論よりは「物語」 (3)個別よりも「全体の調和」 (4)論理ではなく「共感」 (5)まじめだけでなく「遊び心」 (6)モノよりも「生きがい」
- 次の三タイプの人は成功する可能性が大だということだ。 それは、「境界を越えられる人」「発明できる人」「比喩を作れる人」である。
■今日のグッときた
- 豊かさ、アジア、オートメーションといった要因によって、モノやサービスが価値のある「商品」へと急速に姿を変える。 そんな中で生き残るためには、たゆみなく技術を革新し、新たなカテゴリーを創出し、「それがなかったことにすら気づいていなかったものを世界に提供する」しかないのだ。
- 要約する、文脈に当てはめる、感情面に訴える、といった能力は、「コンセプトの時代」にはさらに重要となってくる。
- 「我々は『自動車』を作っているのではない。 ドライバーの品質への愛着を表現するための動く芸術品を作っているのだ」 (BMW クリス・バングル)
■今日のひとこと
【 一般人と卓越したリーダーとを分つものは、パターン認識力だ。 全体像をとらえて考えることで、周囲をとりまく多種多様の情報から意義のあるトレンドを選び出し、将来に向けての戦略的思考ができるのである。 】 (P.225)
人の顔を描くときに、目とか鼻といったパーツから描きはじめると大抵うまくいきません(個人的な経験です)。 輪郭を描いてから、パーツの位置を決めて、細かい作業に入っていくと納得のいく絵になります(個人的な感想です)。 同じように・・・突発的な情報はすぐに取り込むのではなく、全体像を想像してから、その情報はどのパーツになるだろうか、どの位置に来るだろうか、ということを考える癖をつけていきたいと思います。
■明日から使えるタグ
- 二一世紀は、個人が突出した時代である。
- デザイナーの仕事とは、本質的に異なる物事をつなぎ合わせて解答を見つけ出すこと。
- デザインとは、多くの分野にまたがったもの。
- シンフォニー(調和)とは、バラバラの断片をつなぎ合わせる能力である。
- 優れたデザインは、人間に対する深く、共感的な理解から始まる。
■今週読んだ本(26)
■今週観た映画(23)