しかけ人たちの企画術 【237】
NO BOOK,NO LIFE!
読書によって、【営業力】と【企画力】を磨いていきます。
営業力とは事柄をうまく運営すること。 企画力とは楽しいことを計画すること。
■今日の一冊
【その企画はだれを幸せにするのか】
■今日からやってみる
- 「センター・ペリーフェリー」 センターは「中心」や「首都」、ペリーフェリーは「周辺」「周縁」という意味ですが、「ペリーフェリー」から起こったエネルギーはつねに「センター」に向かって注がれるんです。 人間というものは、「中心」になると安住してしまうんです。 企画者はつねに「周縁」に身を置いていなくてはダメだということですね。
- ぼくらが企画を考えるうえで、とくに重視するのは、アプローチする人たちの気持ちを動かす「ボタン」を見つけることですね。
- ぼくらの会社がモットーにしているのは、サプライズ&ハピネスです。 ぼくの企画のタネは、やっぱり「どうしたら人が幸せになるか」というところにあるんだと思います。 だれかを幸せにしているという意識が企画をする人にとっては必要。
■今日のグッときた
- もし人に「新しさ」や「個性」を感じさせたいのだとしたら、新しいものばかりを一生懸命使いつくしても、かえって伝わらないのではないか。 むしろ、誰もが知っていて、誰もが共有している当たり前の事象こそ見つめ、そこに何か新しいことをそっと添えていく、といったやり方のほうが伝わりやすいのではないか、とぼくは思います。
- 企画の内容をひとことで表現したときに、一瞬でウワって場がわくような企画がいい企画。
- ハートをつかめているか。 動いてもらいたい相手特有の気持ちや嗜好に対して、満足してもらえる「体験」を提供できるしかけがあるかどうかが重要なんです。
■今日のひとこと
【 ぼくの企画の原動力は、ひとことでいうと「怒り」です。 なにか腹が立つことがある。 あるいは現状に対して不満があって、これを変えたい、壊したいと思う。 そうでなければ、誰かに猛烈に勝ちたいと思う。 アイディアは、そういう気持ちがあるからこそ生まれると思うんですよ。 】 (P.13)
「怒り」を歓迎する。 怒ったときこそ、冷静になる。 なぜ怒ったか、どうすれば怒らずに済むか。 沸騰したお湯は一度止めてから、何かを作ることができる。
【 企画というのは「事実と事実の掛け算」 】 (P.54)
足し算で終わらない。 単なる寄せ集め(フルーツバスケット)にしない。 相乗効果(ミックスジュース)と組み合わせの妙(ヨーグルトやスムージー)まで考える。
■明日から使えるタグ
- 企画とは、世の中を幸せにするタネのようなもの。
- 「アートは問いであり、デザインは解である」
- 「見ることはつくること」
- 企画は転がしつづけるもの
- 企画とは、「世の中の暗黙知を言語化したもの」
■今週読んだ本(25)
■今週観た映画(20〜21)