外資系トップの仕事力2 【193】
NO BOOK,NO LIFE!
bookmobileは旅を続けます。 本との出会いで成長していきます。
【与えられたものを着実にやり抜いていく】
■究極の一文(この本どんな本)
【 最初から綿密なキャリアプランを描かれた人はいらっしゃらなかったこと。 そして、彼ら(経営トップ)に共通しているのが、偶然の出来事や人との出会いの中からチャンスをつかみ取っているということです。 】
本書に出てくるトップの方々は「偶然」を強調していました。
振り返ってみると「偶然」なんだけれど、(実際は、たまたまなんかでは全然なくて)常に全力がゆえに「偶然が必然に変わった」のではないか、と(勝手に)読み取りました。
偶然は必然。
【必死の偶然が、必然に変わる】
■お知恵を拝借(実行すること)
- 具体的にキャリアについて考えたことはなかった。 それよりも自分に与えられているものを必死にやろうと思っていました。 実は人のポテンシャルって、自分が思っているよりも大きいケースのほうが多いんです。 ゴールを決めないといけないという恐怖観念を持つ必要はないと思う。 逆に必要なのは、根本のところで楽観的であることです。 (P.142)
- どの軸で、どのくらい徹底的にやるのか、ということ。 今さらね、新しい方法論がたくさん出てくるわけじゃない。 何ら新規性がない考え方で、どのくらい徹底的にやるかが実は勝負を決めると僕は思っています。 (P.148)
- これがあるべき姿だというものを描くことが大事です。 仕事というものは、慣性の法則が働くんです。 どうしても前と同じようにやろうとしてしまう。 理想の姿との比較で今を考えていくと、変えることを恐れなくなります。 (P.191)
■今回のMVP(Most Valuable Phrase)
【 人間の能力は、経験と感性のかけ算だ 】
■ぐっときた(DEEP IMPACT)
- なぜ僕が非連続を求めるのかというと、自分が心地よく感じられるスペースというのは、自分にとってはおそらく小さいものだからです。 やるべきは、自分のスキルを高め、活動範囲を拡げ、視野を広げていくこと。 それこそが、自分のポテンシャルを高めていくことになるわけでしょう。 人生の目的は、心地よいスペースに安住することではないですからね。
- ずっと働いてきて思うのは、苦労を知らない人間に喜びなんてない、ということです。 本当に努力して、苦しんだ人に喜びは待っている。 そしてたくさん傷つくことです。 傷つくってことは、経験したってことだから。 よりたくさん傷ついた人が、より多くの人の気持ちもわかる。 傷つくのが怖くて縮こまっちゃってる人、サイテーですね。
- 私のプロの定義のひとつは職人なんです。 マニュアル化できるものはプロではない。 職人芸というのは伝承されるものです。 そして自分の色が出せるようになったら一人前です。
■今週観た映画(30)