だから、会社が儲からない! 【175】
NO BOOK,NO LIFE!
bookmobileは旅を続けます。 本との出会いで成長していきます。
【すべては人で決まる】
■究極の一文(この本どんな本)
【 経営の要諦は「人と組織」にある。 理由は、理念を共有できる人を集めることが重要だからです。 実際に戦略を実行するのは人であるからです。 人と組織の強化こそが、儲かる組織への体質転換につながるからです。 】
とにかく【理念】。 とにかく【人と組織】。
経営者の思いを優先しない、採用の前に会社に必要な能力を明確にする、組織の前に理念を追求する、など・・・全てにおいて、『順番を意識しなければならない』という気付きがありました。
特に個人的には・・・トップの言うこと(例えば、黒字化)を真に受けるのではなく、なぜそんなことを言ってるのかを噛み砕いて、自分の立場に置き換えた行動(例えば、顧客満足)に変換する必要があるなぁと感じました。
■お知恵を拝借(実行すること)
- 思いのまま、行動の順位を決めてはいけません。 経営者が自分の思いを優先して、株主満足や利益向上にばかり気をとられていると、従業員やお客様の姿を見失う危険があります。 (P.52)
- 理念を浸透させるための4ステップ。 (1)自分の言葉で、理念や戦略の必要性、効果を語る。(2)部下たち自身の言葉で理念を語らせる。(3)理念や戦略に即した具体的な行動を起こす。(4)理念に即した行動を社内で共有する。 (P.131)
- (日報で)5つのリソース(人・モノ・お金・情報・時間)をうまく使えたか?を振り返る。 今日一日の経験を振り返らず、明日の仕事に生かさないことのほうがよほどもったいない。 (P.164)
■今回のMVP(Most Valuable Phrase)
【 理念を追求すれば、事業ドメインは自ずと決まる 】
■ぐっときた(DEEP IMPACT)
- 企業の究極のミッションは「企業価値の最大化」。 3S(ES:従業員満足、CS:顧客満足、IS:株主満足)がバランスよく高まれば、企業価値の極大化が可能となります。 二つのM(Management,Marketing)によって、三つのSを高めていく。 経営では、この「2M3S」こそ大切。
- 「理念なき行動は凶器、行動なき理念は無価値」(本田宗一郎)
- 「会社のことはすべて自分で決める」と考えていた経営者が、「従業員と一緒に、みんなが納得する選択肢を取る」と考え方が変わります。これが「My company」から「Our company」へ移っていく意識改革です。 さらに企業を成長させ「Your company」となるには、「この会社は社会から何を求められているか、どんな形で社会に貢献しなければならないのか」という、より明確な意識が必要となります。
■今週観た映画(20)