iPodをつくった男 【161】
NO BOOK,NO LIFE!
bookmobileは旅を続けます。 本との出会いで成長していきます。
【完璧主義者】
■究極の一文(この本どんな本)
【 自ら試用してみて、操作性からアイコンのわかりやすさに至るまで論評し、自分が納得するまで修正をくり返させる。そのようにして、アップルの製品にはジョブズの美意識がすみずみにまで行き渡っていくのだ。 】
モノが売れないと売り上げは上がらない。
トップ自らが、モノに凄い情熱を傾けるというところに感心した本です。
イケてるイケてない、売れそう売れそうにない、くらいは口出ししたい(してほしい)ものです。
■お知恵を拝借(実行すること)
- 重要なイベントにはジョブズ本人が現れ、自らプレゼンテーションを行うのである。 彼以上に自社の製品を愛し、それが持つポテンシャルを心から信じている人間はいない。 (P.18)
- 「僕は手に入れられる最高の物が欲しいんだよ!」 どんな些細なものにも、最高を求める彼の志向性が凝縮されている。逆に言えば、万事に対してそういう態度を貫けるからこそ、素晴らしい製品のプロデュースも手掛けることができる。 (P.51)
- 終盤にこれでもう終わりかと思わせて、アンコールのように“One more thing”を披露する。 普通の企業や経営者は、製品発表の席上で、まず資料を配り、しかも目玉となるものを最初のほうで見せてしまう傾向にあるが、一度その順序を思い切って変えてみる。 (P.19,185)
■今回のMVP(Most Valuable Phrase)
【 単純であること、これすなわち最高の旋律 (レオナルド・ダ・ヴィンチ) 】
■ぐっときた(DEEP IMPACT)
- 「ものごとは、ただ単純化するのではなく、それ以上できないところまで単純化すべきである」(アルバート・アインシュタイン)
- “Think Globally, Act Locally.”(デイビッド・ブロウワー) 地球規模で考え、地域で活動する。
- “Life is Random.” 人生がランダムならば、音楽も順番通りに聞く必要はない。 本来であれば、欠点として捉えられかねないコストダウンのための仕様が、最大のセールスポイントになりえたところに、アップル社らしい商品戦略の切り口を垣間見ることができる。
■今週読んだ本(24)