こころを動かすマーケティング 【152】

NO BOOK,NO LIFE!

bookmobileは旅を続けます。 本との出会いで成長していきます。


【No Reason】


こころを動かすマーケティング―コカ・コーラのブランド価値はこうしてつくられる


究極の一文(この本どんな本)

【 マーケティングとは、人の心を動かせるかどうか、に尽きると僕は思っています。しかし、それは商品を買っていただくお客さまの心だけではありません。社内のスタッフであり、取引先であり、色んな人の心を動かすことで、それが大きな原動力になっていくのです 】


モノづくりの原点が学べる感動巨編。
とにかく「新しい価値」を生み出すこと。
外(お客さん)だけでなく内(関係者)の心も動かさないといけないということが分かりました。


お知恵を拝借(実行すること)

  1. お客さまが誰かを考えよう。  マーケティングで最も大事なこと。それを忘れてははいけない。 (P.83)
  2. 消費者の行動の変化を見据えて、こういうお客さまに対して、こんな新しい価値を持った商品はできないか、という提案を積極的に行っていくべき。  (P.69)
  3. 絞り込みをやらなければ、平均点の商品に陥ってしまいかねません。  誰にも支持されるのではなく、特定の人たちに高く支持されるもの。そういう発想が重要になります。 (P.121)


今回のMVP(Most Valuable Phrase)

【 先回りして驚かせ、感動させるところにこそ、マーケティングの面白さは潜んでいる 】


ぐっときた(DEEP IMPACT)

  • 原点は人に喜んでもらうこと。 顧客は見えているか。 現場に足を運んでいるか。 飛び抜けた商品を提供できているか。 最後までやり抜いているか。 人の心を動かしているか。 関係者を巻き込んでいるか。 常識にチャレンジできるか。
  • ブランドの価値を分解すると、「intrinsic value」(基本的な価値、すなわち機能やスペックの価値)と「extrinsic value」(付帯的に加わる価値、すなわち情緒や感性の価値)に分けられます。 マーケティングには、実はこの両方が必要になります。 理屈だけではなかなか共感は生まれない。心に届くコミュニケーションをしなければ。
  • マーケティングとは何か。世の中は人を中心にできています。人の行動や心理、そういうものに興味を持ち、そこに何かの新しい価値をつくっていこうという思いであり、こだわり、志だと思うのです。そこから、人の喜びや楽しさ、便利さ、感動など、人の心を揺さぶり、動かすようなものを考えていきたい、と思う気持ちです。

今週観た映画(8)

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