未来を予見する5つの法則 【149】
NO BOOK,NO LIFE!
bookmobileは旅を続けます。 本との出会いで成長していきます。
【未来は予測できない。しかし、予見はできる】
■究極の一文(この本どんな本)
【 「矛盾」とは、世界の発展の「原動力」であり、世界の「生命力」のこと。 我々は、その矛盾を、ただ機械的に「否定」すべきではない。 我々は、その矛盾を、弁証法的に「止揚」していかなければならない 】
*弁証法・・・対立した意見の持ち主が対話を行うことによって、より深い思考に向かっていくための技法
*止揚・・・互いに矛盾し、対立する両者を肯定し、包含し、統合し、超越することによって、より高次元のものにしていくこと
「矛盾」にこそ、未来へのヒントが隠されているということがよく分かりました。
白黒はっきりつけない。 「グレー」でいい。 割り切らない。
古いこと(例えば、手紙)も新しいこと(例えば、メール)も併用する。
■お知恵を拝借(実行すること)
- 消えていったものが持つ「意味」や「存在理由」を、深く考えてみる。
- 何が「懐かしいのか」。何が「便利になったのか」。 そのことを考えるとき、世の中の変化の「本質」「未来」が見えてくるでしょう。
- 「振り子」を振り続けること。 現在の動きは、必ず、将来、「反転」する。
■今回のMVP(Most Valuable Phrase)
【 「正」に対して「反」を語り、対話を通じて、統合、止揚、深い理解「合」に到達 】
■ぐっときた(DEEP IMPACT)
- 弁証法の「五つの法則」 (1)「螺旋的プロセス」による発展の法則 (2)「否定の否定」による発展の法則 (3)「量から質への転化」による発展の法則 (4)「対立物の相互浸透」による発展の法則 (5)「矛盾の止揚」による発展の法則
- 「合理化」や「効率化」が進むと、「重要度の高い機能」は十分に実現されていくため、普及した後は、消えていった「重要度の低い機能」に、復活の機会がやってくる。
- 「知識社会」においては、言葉で表わされる「知識」が価値を失い、「言葉で表せない智恵」が価値を持つようになる。
■今週読んだ本(9〜10)