富の未来<上> 【147】
NO BOOK,NO LIFE!
bookmobileは旅を続けます。 本との出会いで成長していきます。
【未来へのキーワードは、時間・空間・知識】
■究極の一文(この本どんな本)
【 革命的な富は無形のものによって生み出され、無形のものを生産するという性格を強めている。革命的な富を理解するには、あらゆる資源のなかでもとくにとらえどころがなく、とくに計測しにくい知識をうまく扱わなければならない 】
「大切なことは目に見えないんだ」(サン=テグジュペリ「星の王子さま」)
いまは・・・見える情報なら、だれでも手に入れられる。
これからは・・・考えたこと、感じたことを、目に見えるものにできる人が強くなるのか。
■お知恵を拝借(実行すること)
- 生産消費用に作ったものを市場化する。 生産消費(自分で使うために作る)価値を金銭価値に変換する。 (P.351)
- 「最低を目指す競争」よりも「最高を目指す競争」 知識に基づく生産を中心とする。 (P.143)
- 社会全体で子育てが失敗したとき、金銭経済の「生産性」はどれほど失われるだろうか。 母親と父親が最初の教師となる。 (P.290)
■今回のMVP(Most Valuable Phrase)
【 運が良ければ、顧客を訓練して製造と出荷までやってもらえる日がくるさ 】
■ぐっときた(DEEP IMPACT)
- いま急成長している新しい経済は、集団的な時間から個別の時間へと移行し、過去の標準的な時間枠を解体している。製品と市場の個人化と同様の動きが、時間についても起こっている。
- 貧しい国で大量の農民が徐々に金銭的経済に組み込まれていく一方、豊かな国では、世界経済のうち非金銭的な部分、生産消費の部分での活動を急速に拡大しているのである。
- 確かに便利になった。だが、顧客がわずかばかりだが余分な仕事をすれば、という条件がついている。
■今週読んだ本(7〜8)