人を見抜く技術 【130】

NO BOOK,NO LIFE!

一冊の本を一つの旅のように伝えます。新しい出会いによって少しずつ前進します。


【五感を刺激する】


人を見抜く技術──20年間無敗、伝説の雀鬼の「人間観察力」 (講談社プラスアルファ新書)


みどころ

  • 【世の中まずいものがあって当たり前】 多くの人がよいもの、美味いものの幻想を抱いているだけで、じつは、世の中にはまずいものの数のほうが圧倒的に多い。 / 日常生活の中で、なにごとに対してももっと【当たり前】という感覚を持つことが必要だ。最近よく耳にする「あり得ない」ではなく、「すべてあり得るんだよ」という感覚だ。
  • 私が考える勝負の三原則は、「臨機応変」「適材適所」「柔軟性」だ。
  • 今の人たちは、ほかへの関心が非常に薄れてしまっている。ほかのものごとへの関心が希薄になってしまった理由のひとつに、現代社会が便利になりすぎたから、ということが挙げられる。なんでも簡単に手に入ってしまうから、人は手間暇かけることを敬遠するようになる。 / 人間が昔の厚みを取り戻すには、なによりもまず【額に汗する】ことが大切ではないだろうか。 


目的地

  • 相手を正確に見るには、当たり前のように使っているモノサシをいったん捨て去り、本能に近い感覚で素直に相手を捉えることが重要なのだ。 / 答えを簡単に得ようとするのではなく、絶え間なく変化していく物事に対応できる柔軟な観察力を磨いていってほしい。 / 柔軟性を付加したこだわりを持ち、囚われに繋がる固定観念はできるだけ消し去るようにする。ものごとには表があり裏がある。 / ものごとにこだわってもけっして囚われてはいけないのだ。 / 「個は全体なり。全体は個なり」 / なにごとも【自然の赴くままに】がいちばんよいのだ。


標識

  • 自分のモノサシ、五感、あるがまま、柔軟性、当たり前、全体眼、縦・横関係の十字ライン


急停車

  • 諸々の間違った常識を考えていくと、人間の優しさはなんと危なっかしいものかと思う。逆に、マイナス方向の優しさになってしまっていることもたくさんある。(P.134)


前回、【自分だったらイヤなこと】をしないように心掛けていると書きました。
仕事とスポーツにおいて、自分だったらイヤなことは「厳しくない」ことです。 お客さんあっての、さらに、真剣勝負をしないといけないような(結果が求められる)場で「優しさ」は必要なんだろうかと悩むことがあります・・・
ですので・・・自分に厳しい(?)のはもちろんのこと、他人にも厳しくいっちゃって(?)しまいます。
お許し下さいませ。
  


新しい出会い

  • 愚痴というのは「愚図」みたいなもの。(P.182)
  • “人工的に切り取られた一部分を見る力”だけになっているのが現代の生活ではないだろうか。かって自然界と触れ合って生きていた頃の人間は、「全体眼」を持っていたはずだ。(P.46)

今週観た映画(47〜49)

鬼が来た! [DVD] 20世紀少年(第2章) 最後の希望 通常版 [DVD] This Is It: Michael Jackson's This Is It - The Music That Inspired the Movie