「できません」と云うな 【126】
NO BOOK,NO LIFE!
一冊の本を一つの旅のように伝えます。新しい出会いによって少しずつ前進します。
【すぐやれ】
■みどころ
- 【商いというもんは相手さんがあってこそできるもんや】 もっと商いの大切さを知らんとなあ。 その相手さんが何を望んではるかわかってんのに、物理的にどうやからとか、いまの技術ではどうやとか、努力も工夫もせずに「今回はこれで勘弁してください」などと断るなんぞは、もったいなくて罰が当たるで。
- 「やる前からでけへん云うな。 まずやってみんかい」
- 「働く目的、仕事に使命があれば、苦労が苦労じゃなくなるんや。仕事が仕事じゃなくなるんや。喜んでやれるんや。企業は利潤を追求するもんや。それは人間が息するのと同じや。そやけど、人間は息するために生きてるんか。違うやろ」
■目的地
- まず「為せば成る」ということ。 もったいないという精神。 さらに大企業の傘下に入らず自主独立を貫くという方針。 また、どんなに難しいと思われる技術開発でも執念と努力、それに技術があれば可能にできるというもの。 / 新しいマーケットをめぐって苦悶するなかで研ぎ澄まされた一真の感度の鋭さがあった。大きなアンテナがあったのだ。 だれにもチャンスは訪れる。が、チャンスをものにするのは、研ぎ澄まされた感度のよさを持った者だけである。 / 「営業の声は顧客の声や。そやから、営業の言うことは研究所も工場も本社も聞かなあかん」 / 中小企業の立石電機が急成長した背景には、次の時代、すなわちオートメーションの時代の到来をいち早く見越して手を打ったことが第一にあったが、顧客の要請にすぐに反応する、スピード経営の要素も大きかった。
■標識
- 連絡票、プロデューサーシステム、クイック・アクション、クイック・レスポンス、ファースト・ワン、七―三の原理、SINIC理論、失敗は島、大企業病、公器性、奉仕、独創製品
■急停車
- 立石電機は、取引先から「何でもできます立石さん」などと言われていた。テコさえあれば地球だって動かしかねない空気が社内に充満していた。(P.206)
まずは、「できます」と言ってみよう。
言ってみて、やってみた、その出来栄えと相手さんからの評価が、今の自分のレベルであり、実力でもある。 そして、感じよう。
だから、「できません」なんてありえない。
■新しい出会い
- 自分自身に「できませんと云うな」と叱咤しているのだ。(P.97)
- 必死に考え、知識を蓄積し、高感度アンテナを広げている者だけに女神が舞い降りてくるのだ。(P.98)
- 「こうしたいと思ったら、必ずそうならざるをえないような条件を先につくってしまうこと」(P.277)
■今週観た映画(43〜45)