伝説の外資トップが説く リーダーの教科書 【114】

NO BOOK,NO LIFE!

一冊の本を一つの旅のように伝えます。新しい出会いによって少しずつ前進します。


【情熱がなければ、偉大なことはなにひとつ達成できない】


伝説の外資トップが説く リーダーの教科書


みどころ

  • 【リーダーとは「できる・できた人」である】                                    スキルだけが優れた人のことを「できる人」と呼ぶ。マインドだけ優れた人、人間力の高い人は「できた人」と呼ぶ。リーダーとは「スキルとマインドの人」である。
  • 成功の反対は、目標のない生き方をすること。
  • 「どうなりたいのか」には、二つの「なりたい」がある。 現状を知り、その課題を洗い出したうえで、ビジョンの面での「なりたい」と、数字的な意味での「なりたい」が出てくる。前者が「理念」であり、後者が「目標」である。 「なりたい」を達成するために、何をするかが「戦略」。理念・目標・戦略が揃ってはじめて「方向性」といえる。部下の腑に落ちた、心を動かす方向性にするためにはこの3点セットを示す必要がある。  


目的地

  • 優れたリーダーは、スキルという仕事力で人を説得し、マインドという人間力で人の感情を大きく揺り動かすのである。                                                                           会社に結果を出しにいく人、付加価値を意識した人、自ら手を挙げる人。                                   上司には「人気」などいらない。上司に求められるのは「人望」である。人気には、尊敬と信頼という要素が含まれない。スキルがあって、仕事に向かう情熱があって、しっかり結果を出しているそこには信頼と尊敬が生まれてくる。                                                    リーダーとマネージャーの違い (1)めざす「方向性」が語れる (2)リスクをとって「革新」にも挑める (3)関心の対象は「モノ」や「コト」よりも「ヒト」 (4)「短期」に加え、「長期」で考える (5)「権力」ではなく、「権威」で人を動かす。                                               「最終的には、経営者に一番必要な能力は人間力です」


標識

  • 結果、付加価値、ストレッチ納得目標、人望、情熱、スキル(仕事力)とマインド(人間力)、無用の学、自責


急停車

  • 優れた会社は、当たり前のことを毎日きちんとやっている。そして、それが簡単ではないからこそ、継続すれば改革につながる。
  • 成否を分けるのは、あきらめたか、あきらめなかったか、に実は尽きる。


前回の「リーダーの本質」も今回の「リーダーの教科書」も、本当に素晴らしい【当たり前】のことが書いてあります。
なのに、できないのはなぜか? 続けるのをあきらめてしまうからではないでしょうか。 あきらめてしまうのはなぜか? 効果がすぐに表れないからではないでしょうか。
【続けること】がこれだけ難しいならば、(たとえ自分に取り柄がないと思っていても)【続けること】が人との「差別化」になるんじゃないかと思います。
  


新しい出会い

  • 長期と短期の納得目標を追いかける。情熱の火を分けてくれる人と付き合う。
  • リーダーには「才」に加えて「徳」も必要。「無用の学」(古典・哲学・歴史)も勉強する。

今週観た映画(35〜36)

I am Sam/アイ・アム・サム [DVD] 劇場版ドラえもん のび太と竜の騎士 [DVD]