プレステ3はなぜ失敗したのか? 【106】
NO BOOK,NO LIFE!
一冊の本を一つの旅のように伝えます。新しい出会いによって少しずつ前進します。
【押入れに眠ってます】
■みどころ
- 【正しいかどうか分かってから先に進むではなく「自分が正しいと信じて進む」】 事業にはいつも「やってみなければ分からない」不確実性が付きまとい、伸るか反るかの博打を打ち、勢いに乗って押し進めていかなければならない局面が必ずある。
- ブロードバンドがブルーレイを殺す。
- 現在のパソコン産業などは他社パーツを寄せ集めた「アセンブル商売」であり、「モノ作り」をしていないメーカーの成長こそめざましい。やはりビジネスの成否を決めるのは、利益を上げる仕組みを「考える力」。
■目的地
- メーカーの言い値でいくらでも払うわけではなく、ここまでなら出せるという「適正価格」は、やはり存在している。 一回きりしかない発売日、絶好のチャンスを、ソニーは逃してしまった。発売日につまづいたゲーム機は、ほとんど例外なく「負け組」に転落する。 PS3は「ブルーレイを普及させる役割」を投げ出すわけにはいかない。PS3は「ブルーレイディスクプレイヤーとして」発売延期された。 ソフトが未完成なまま出荷されたPSXや、初期不良率が異常に高かったPSP、普及させる気があるとは思えないほどの高値を付けたPS3など、オーディオとゲームとを問わず、「ユーザー軽視」がソニーの体質に染みついているのではないか。
■標識
- ハード、ユーザー軽視、「安すぎたかも」、庶民感覚のズレ、新技術へのこだわり、エコシステム
■急停車
とにかく広く普及させるという点で、「生活に溶け込む」Wii(ソフト重視)と「ゲーム機じゃない」PS3(ハード重視)には、決定的な差が出てしまったようです。
何かを世に出すときには、「あと、よろしく」的な他力に任せることを残すのは良くないですね・・・
生まれたあとのことをイメージすること。最後まで責任を持つこと。が必要だと感じました。
■新しい出会い
■今週観た映画(29〜30)