小飼弾の「仕組み」進化論 【81】

NO BOOK,NO LIFE!

読んだ本について要約して魅力を伝えます。本から得た概念をすぐ使います。

小飼弾の 「仕組み」進化論












【本当に働いていますか】


■step-up point

  • システム


capsule review

  • “本当の”20%ルールとは、既存の仕組みを回す仕事を勤務時間の20%で終わらせ、80%を新しい仕組みづくりに当てるというもの。 私たちがすべきは、「仕組みをつくる」仕事。
  • 高度に進化した仕組みが、時代に合わなくなってきている。社会的な大量消費の仕組みは崩れつつある。 業界自体が消滅する危険が増した。 現代の競争とは、市場自体が消滅しても生き残るための生存競争と言える。
  • プログラマーの三大美徳、【怠慢】【短気】【傲慢】。 怠慢は、同じ作業の重複を嫌がる。繰り返しの仕事を「仕組み化」する。 短気は、後に起こることを想定して仕組みを作る。変更される部分と変更されない部分を見極める。 傲慢は、人様に対して恥ずかしくない仕事をし、保守する。仕組みに対して責任を持つ。プロフェッショナルの意識を持って仕事に取り組む。 


■zukyun

  • すきまを見つけるには、「遠くを見すぎない」ことと「仕掛品を作っておく」こと。 あと1ピースあれば実現できるというところまで、物事を具体化しておき、必要なピースが出てきたら、すかさず拾いに行く。
  • 「罪を憎んで人を憎まず」を徹底することにより、なるべく正確な証言を得る。貴重な教訓を得られる。
  • これからの社会は、生産効率重視から、「リソース効率重視」へ。 「作れるものをどれだけ作るか」ではなく「使えるものをどれだけ有効に使うか」。


■move into action

  • コンサルティング的な要素を含む仕事は、今後も生き残っていく。


レコードがカセットに、CDに、MDに、そしてダウンロードへ。使い捨てカメラもデジカメに、そして携帯電話へ。同じように、今やっている仕事も「何か」に奪われ、いつのまにか自分の存在自体も消えてしまうかもしれません。
だから・・・これからは機械やデジタルツールや仕組みに頼らない、人と人とのコミュニケーションを強くしていくことにヒントがある気がします。


★今日から、やること。(本書より引用)

  1. 仕事の中にある繰り返しを見つけ出す。
  2. 自分でやらない。
  3. 自動化する。


★明日、誰かに話そう。(本書より引用)

  【何が正しいかではなく、生き残ったものが正しい】



■今週読んだ本(78〜79)

働く理由 99の名言に学ぶシゴト論。プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編))