企画魂 【268】

NO BOOK,NO LIFE!The longest journey begins with a single step.昨日より今日、今日より明日。
読書によって一歩ずつ前へ。


今日の一冊

企画魂―プレゼン兄貴のかけこみ企画書相談室


【 大切なことはひとつ。 企画とあなた自身を楽しむということです。 というのも、企画とは思考を楽しむほどよくなるものだからです。 】(P.5)

「楽しいですか」と問われて「楽しい」と答えられる企画には、時間も惜しまずやってしまう勢いがあります。
なぜ楽しいのか? 楽しい企画には、「目的」と「ゴール」と「イメージ」が備わっています。
企画とは、心で動くもの、心が動くもの(結局、楽しいもの)でないといけません。
 


【 プロが最初に考えるのは、コンセプト(落としどころの部分)です。 「落としどころ」が決まって、前後が見えてきます。 ということは、企画書の場合、最初のページから順番に作成するということは、ほとんどないということです。 】(P.233)

エンジンがかかる(気分がのってくる)まで時間がかかるものと決めつけて、いつも表紙や冒頭から作り始めていました(恥)。
飛ばし過ぎてガス欠になったり、寄り道し過ぎてゴールに辿り着けなくなってしまったりすることがあります(汗)。
これからは、「落としどころ」から作っていこう。



今日のグッときた

  • 「お客さんというのはつねに一定していない」。 だからマーケティングをするというのは、決められた顧客のデータをもとにして、つぎにくる商品なりサービスなりを企画することではなく、「お客さんっていったいどういう人なんだろう」という不断の問いかけではないかと私は思うのです。
  • アイデアにつながらないのは、そこに物語がないからです。 発想というのは想像力から生まれますが、想像力とは物語を生み出す力です。 企画でも大切なのは物語を生み出す力なんです。
  • 企画というのは物語である。 企画は「仮説」という名の推理小説。 企画というのはそもそも、「こだわり」と「ひらめき」から出てくるものです。 突拍子もないから企画になる。 企画書とは結論で、最終的な姿。 コンセプトとは、どう見られ、何を訴えたいか、という刻印のようなものです。 企画というのは、たったひとりのかけがえのない人に目をやり、その人の物語に耳をすましてみることをいいます。

今週読んだ本(55)

伊坂幸太郎---デビュー10年新たなる決意 (文藝別冊)

今週観た映画(49)

GANTZ [DVD]