メッシュ すべてのビジネスは<シェア>になる 【274】

NO BOOK,NO LIFE!
The longest journey begins with a single step.
昨日より今日、今日より明日。
読書によって一歩ずつ前へ。


今日の一冊

メッシュ すべてのビジネスは〈シェア〉になる


【 顧客から学び→試し→実行し→顧客を引き込む。 何回となくトランザクション(取引)を繰り返させることがメッシュ・ビジネスの基盤であるが、そのおかげで顧客の日常生活においてメッシュ・ビジネスはより重要な位置を占めることができる。 】(P.61)

飽和市場(特に日本)では、1回きりの商売で終わらすのは勿体ないですね。 1回購入だと「失敗したくない」という心理がどうしても働きますし、満足いかなかったときには「もう二度とこのメーカーからは買わない」という最悪な結末になってしまうこともあります・・・
商品を貸して、試してもらって、意見をもらって、改善していく。 購入者と積極的に接点を持っていくというビジネスは面白いと感じました。
何回も使うけど、所有したくないモノについて考えよう。
 



今日のグッときた

  • メッシュはネットワーク対応のシェアリングを基盤に置く。 モノやサービスを所有するためではなく、モノやサービスにアクセスする手段を提供するビジネスを指す。 戦略の中核は、同じ商品やサービスをいかに多くの回数「売る」か、ということにある。 同じモノやサービスを何回も販売し、そこから利益を上げ、どれだけ顧客からの問い合わせを増やすか、ということがメッシュ・ビジネスの戦略の核となる。
  • 将来、私は「逆価値連鎖」が同じくらい注目を集めることを期待している。 再利用された製品や資材の価値が見直される時代がすぐそこまで来ているのだ。 メーカー、小売業者や規制当局ははすでに製品が壊れたり消耗したりして製造初期の価値が失われたあと、新たな価値を創造するシステムをいかにつくりだすかに焦点を当てている。
  • ビジネスを掘り下げていくとき、どんなターゲット層であっても顧客と深く関わろうとする意欲こそが、あなたのビジネスにとって最高の資産となる。 一番怖いのは誰にも相手にされず、客を一人も得られないことだ。 積極的な対話を続け、顧客のニーズを予測し、それに応え続けることができれば、どんなライバル会社にも勝る大きな強みを得られる。

今週読んだ本(66)

「知の衰退」からいかに脱出するか?

今週観た映画(56〜57)

SP 革命篇 DVD通常版
『映画 怪物くん』 http://www.kaibutsukun-movie.com/index.html