幸福の方程式 【266】

NO BOOK,NO LIFE!
The longest journey begins with a single step.
昨日より今日、今日より明日。
読書によって一歩ずつ前へ。


今日の一冊

幸福の方程式 (ディスカヴァー携書) (ディスカヴァー携書 44)


 自尊心と承認の二つは、幸福の正体を解く、大きな鍵となりそうです。 幸せになるためには、自分を承認してくれる他人を必要とする―人々が求める幸福は、主観と客観の間、人とのつながりのなかにあるのです。 (P.80)

いくら自己満足していても、無視されると辛いものがあります。(この言葉は凄く身に染みます)
しかし、何かしらの承認を示してくれた人とは、自然とお付き合いが続いていることも分かります。
自尊心をまずは開示する。 認めてくれた人を大事にする。 さらに、お互い認め合えれば良い関係ができるのではないでしょうか。


 幸福逓減の法則というものがあり、ワンランク上のものを目指して、それが達成されるとさらにワンランク上のものというふうに求め続けると、次第に以前ほどの幸福感を感じることができなくなるのです。 (P.150)

上を目指せばキリがないわけで・・・日本市場の閉塞感は、「至れり尽くせり」がもう限界に来ていることも関係しているのでは?
【ゼロ】に戻ってみると(例えば、携帯なしとかテレビなしとか全部捨てるとか)、自分にとって本当に必要なものが分かるのかもしれません。
環境を変えて、手ごたえ感(手間)を楽しんでみよう。



今日のグッときた

  • 新しい幸福の物語とは、(1)自分を極めるという物語(美的感覚) (2)社会に貢献する物語(社会の成員感覚) (3)人間関係の中にある物語(物語の共有感覚)。 必ずしも、モノを消費することとは限りません。 ただ、ブランド消費に陥ることなく、これらの感覚を得るためにお金を使うのが、今後増えてくる消費のあり方ではないかと思います。
  • 時間密度」(物語に夢中になり没入する)、「手ごたえ実感」(努力が報われ、やりがいを感じる)、「自尊心」(物語を自分から内的に肯定する)、「承認」(物語を他人が外から肯定する)、「裁量の自由」(自分が物語の進行をコントロールする)、この五つの鍵(幸福のペンタゴン・モデル)が、消費に代わって、幸福に直結する道を示しているのです。
  • 匂いは、無臭の状態から匂いのあるところに入った瞬間に感じることができますが、そこにとどまっていると感じることができなくなります。 幸福もこれに似ています。 幸福は目標を達成したところに宿っているのではなくて、上向きであろうと下向きであろうと、変化の中に宿るものです。

今週読んだ本(52〜53)

空気を読むな、本を読め。 小飼弾の頭が強くなる読書法 (East Press Business) 一生かかっても知り得ない 年収1億円思考

今週観た映画(47)

ヴィレッジ [DVD]